夏のはじまりの日に

Bichon Frise 2

仕事終わりの、家への帰路。

車窓から、夕焼けを、ぼんやり眺めていた。

雷雨のあとの、きれいな青空。

空も雲も光もどこまでも透き通っている感じに、しばし見とれる。

 

その後、車窓からの景色は移り変わり、

夜のとばりが少しずつ落ちるころ、

雨上がりで空気が澄んでいるからか、

連なる山の稜線もいつもに増してくっきり。

 

そのとき、ふと思った。

昔のひとは、

山は、今よりずっと「やま」だったし、

川は、今よりずっと「かわ」だったし、

月は、今よりずっと「つき」だったのだろうと。

 

もちろん、今も昔も、自然をいつくしみ愛するきもちは変わらないのだろうけれど、

今のように、マンションも駅も工場もショッピングモールも建っていない

もっとシンプルな土地に立っていた人々にとって、

「やま」も「かわ」も「つき」も

今の何倍も、存在感があったのだろうなあと。

 

今日のふとした瞬間、地上のこまごまとした雑音がぷつんと途切れ、

土地に建っている家や工場の背後に音もなくそびえたつ、

「自然界の大きさ」がぐっと目の前に迫ってきたんだ。

 

「やま」を臨み「かわ」を眺め「つき」を愛でる。

「かぜ」を匂い「みち」を歩き「いえ」に帰る。

 

いまここにいる瞬間の、

いまここにある自然が、

いまここにいる自分を際立たせる。

 

周囲の喧騒に乱されることなく、いつも静かに、大きな自然と自分のなかを味わうことのできるひとでいたいなあとつくづく。

 

昨日は花火ポンポン、今日は雷ゴロゴロ。

夏の響きが、わたしにも届いてきた。

うーん、いよいよ夏がはじまるね。(伸びをしながら)

 

おまけ:

 

それにしても、かわいい・・・

昨日から白い犬をアップしているけど、なぜか私のどつぼ。

Bichon Frise (ビションフリーゼ)という犬種らしい。

 

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